電車に乗り遅れてしまった!道を間違えた!など旅行には何かしらのトラブルがつきものです。しかし、旅行の行きや帰りの飛行機でそんなトラブルが起きてしまっては全ての予定と気分が台無しになってしまいますよね。今回はLCC「ジェットスター」に乗り遅れそうになった時、最悪の事態を避けるためにできることについて実体験をもとにご紹介したいと思います。
ジェットスターに遅れそうな時やれること
①電話で状況を伝える
まずは、落ち着いてジェットスターの係員の方に状況を伝えましょう。電話では以下の内容を伝えられるよう、あらかじめ把握しておくとスムーズです。
電話で聞かれること・伝えること
- 予約番号
- 予約者の名前
- モバイルチェックインをしているか
- 受託手荷物はあるか
- 空港(駅)の到着予定時刻 ⇦念のため伝えておくと係員の方に状況が伝わりやすいかも
確認・準備ができたら電話をかけましょう。
成田空港国内線ジェットスター案内TEL:0570550538
電話:自動アナウンスの流れ
上記電話番号では、初めに自動アナウンスが流れます。案内に従って数字を入力していくと、担当の係員の方へ繋がります。案内の途中でも数字の入力が可能です。アナウンスは以下の順番で流れます。
- ナビダイヤルアナウンス:通話料金の案内(22.5秒ごとに10円)
- 言語の選択:日本語は「1」(その他の言語はその言語で案内があります)
- 問い合わせ内容:
- 航空券の予約「1」⇦こちらを選択
- 航空券と駐車場の予約「2」
- 荷物の遅延、破損に関する問い合わせ「3」
- フレックスビズ、ジェットスタービジネスハブに関する問い合わせ「4」
- 問い合わせ内容②:
- 国内線のフライト予約「1」⇦こちらを選択
- 国際線のフライト予約「2」
- 問い合わせ内容③:
- 新規の予約またはフライトの変更「1」⇦こちらでもOKでした
- 欠航および遅延について「2」
- 本日のフライト発着情報「3」
- その他のお問い合わせ「4」⇦こちらを選択
- 防犯対策、サービス向上のための録音に関する案内
- 係員の方に繋がります
②道順の下調べをする
次に電車や車で空港へ向かっている間に空港内での道順を調べておき、できるだけ迷わず移動できるようにしておきましょう。今回は、自分の体験として「電車」で向かった場合についてをまとめています。
降りる駅は「空港第2ビル」駅(京成成田スカイアクセス線アクセス特急)
成田空港には、成田空港駅と空港第2ビル駅の二つの駅があります。終点の成田空港駅は第1ターミナル、一つ前の空港第2ビル駅が第2ターミナルに着きます。第1ターミナル、第2ターミナル、第3ターミナルの間は無料の連絡バスが通っており、第3ターミナルへは第2ターミナルからのバス移動が最も速く便利です。
電車はエスカレーター・エレベーターに近い車両に乗る
空港第2ビル駅に到着したらすぐに地上に向かえるよう、エスカレーター・エレベーターに近い車両に乗りましょう。成田空港方面は下図の「下り線」になります。2箇所あるエスカレーターの位置はさほど遠くないので、車両数が分からない時は真ん中あたりに乗ると良いです。
空港第2ビル駅の構内を把握する
駅に着いたらとにかく地上を目指します。近くのエスカレーターまたはエレベーターから地下1Fに上がり、出口改札口を出ます。改札を出たら左に曲がりセキュリティーチェックエリアを抜け、さらに左に曲がります。大きな自動ドアの手前あたりの左右にエスカレーターがあるので、向かって右側にあるエスカレーターを上がると地上1Fの成田空港第2ターミナルに出ます(左側のエスカレーターでも大丈夫です)。
第3ターミナル行きの無料連絡バス乗り場へ向かう
地上1Fに着いたら、建物の出口が並ぶ側を左手に建物の端を目指します。北口2または北口3から出るとすぐに無料連絡バス乗り場に着きます。無料連絡バスは4分間隔で来ることになっているので、大抵の場合あまり長く待つこともありません。
第3ターミナルの構内を把握する
無料連絡バスで第3ターミナルに到着したら、すぐ目の前にあるエスカレーターを上がり直進します。60mほど先に第3ターミナルの入り口があります。入り口を入ったらすぐに左に向かい直進していきます。フードコートの手前を右に向かって進むと手荷物検査場が見えてきます。手荷物検査場は国内線と国際線で分かれており、左側が国内線、右側が国際線となっているので注意してください。
③とにかく諦めずに向かう
ここまでで駅に着いてからの道順が把握できたら、あとはとにかく諦めずに搭乗口へ向かいましょう。もし少しでも間に合う可能性があるのであれば、最後まで焦らず・慌てず・諦めずに向かうことが大切です。ギリギリで焦ってしまうポイントがいくつもあると思いますが、ここだけは仕方ないという注意点を3つ紹介します。
焦りポイント①:無料連絡バスの時刻
前述にもありましたが、第2ターミナルから第3ターミナルへ向かう無料の連絡バスは4分間隔でバス停に来ます。ですので、目の前で行かれてしまってもすぐに次のバスが来ますので慌てずに待ちましょう。バス停から発進しかけているバスを見かけて(乗せてくれるかも?!)と思っても、バス停から少しでも離れてしまったバスが人を乗降することは道路交通法に違反しますので絶対に乗ることはできません。ここは潔く諦めて次のバスを待つ方が賢明です。
無料連絡バス時刻表 | 第2ターミナル → 第3ターミナル行き(分) |
朝5時〜夜22時46分までの 各時間台 | 0、4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56 |
ただし、案内に第2ターミナルから第3ターミナルへのバス乗車時間は約10分と記されており、歩いた場合では650mほどで所要時間15分となっています。体力と足の速さに自信のある方はもしかしたらバスよりも早く第3ターミナルに着ける可能性もあるのかもしれません。
焦りポイント②:無料連絡バスの乗車時間
第2ターミナルから第3ターミナルへ向かう無料連絡バスの乗車時間は約10分と記されています。本当にギリギリで1分単位の違いが死活問題に関わるほど追い詰められている時には(約って何?!どのくらい?!)と思ってしまいます。第2ターミナルから第3ターミナルへ向かう道には信号が6つあり、基本的に全て引っかかります。ですが、私が乗車した時では全ての信号に引っかかっても実際の乗車時間は8分でした。当時、渋滞などはありませんでしたが、案内には余裕を見て少し長めの時間を記載しているのかもしれません。
焦りポイント③:手荷物検査場の待ち時間
最も時間が読めないのが「手荷物検査場」です。ここで一つ覚えておきたいのが、手荷物検査場の係員の方はどんなに急いでいることを伝えても優先してくれません。セキュリティーの問題もあるのかもしれませんが、基本的に順番待ちをするよう促されます。私が実際に並んだ時は年末でしたが人はそれほど多くなく、検査場が2つ稼働しておりそれぞれに10人くらいずつ並んでいる程度でした。この時、並び始めてから手荷物検査を完了するまでの所要時間は約6分でした。
参考:私の実体験
参考までに、ジェットスターにギリギリで間に合った私の実体験を表にまとめてみました。駅に着いてからとにかく急いで搭乗口に向かいました。幸いだったのは、キャリーバッグではなくリュックだったことと受託手荷物がなく受付に行く必要がなかったことです。
移動 | 所要時間 |
空港第2ビル駅到着〜無料連絡バス乗り場到着 | 3分 |
無料連絡バス乗車〜第3ターミナル到着 | 10分(うちバス発車までの時間2分) |
第3ターミナル到着〜手荷物検査場到着 | 4分 |
手荷物検査場:並び始め〜検査完了 | 6分 |
手荷物検査場〜搭乗口到着 | 2分 |
合計 | 25分 |
過去に何回か成田空港のジェットスターを利用したことがあり、なんとなく構内を知っていたため割とスムーズに行けた方なのだと思います。手荷物検査場ではただただ並んでいることしかできず、特に緊張していました。せっかくの遠出なのにお土産も買えず、もう二度とこんなドキドキするようなことはしたくないと思いました。
おわりに
基本的にジェットスター国内線では出発時刻の25分前までに搭乗口に着くよう案内されますが、本当に最悪の場合は搭乗締め切り時間である出発時刻の15分前までに搭乗口へ着くことができれば大丈夫です。慌てて事故にあってしまっては元も子もありません。ジェットスターの係員の方もとても親切にサポートをしてくれますので、安全第一で空港に向かってください。
ただやっぱり時間に余裕を持って空港へ向かうのが1番だと思いました。空港での待ち時間はあまり好きではありませんが、万が一乗れなかったらそれどころではありません。次回からは、空港内での楽しみ方を見つけて余裕のある旅行をしたいと思いました。この経験が同じ状況の方にとって少しでも安心できるような情報になっていると嬉しいです。
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