妊娠が分かった喜びも束の間、多くの妊婦さんを待ち受けているのが「つわり」です。 「いつから始まるの?」「何を食べれば楽になる?」「仕事はどうすればいい?」 そんな不安を抱えている方へ、私の妊娠5週から12週までのリアルな記録をお届けします。
今まさに気持ち悪さと戦っているあなたへ、少しでも心が軽くなる「お守り」のようなヒントが見つかれば嬉しいです。
はじまりは突然に。妊娠5週からの異変
私のつわりが始まったのは、妊娠が分かってから約2週間後、ちょうど妊娠5週目に入った頃でした(病院で胎嚢を確認後、赤ちゃんの大きさから週数を推定するので少しズレがありました)。
その日は仕事終わりに友人と夕食を楽しんでいたのですが、帰りの電車の中で急に「ん?なんだか気持ち悪いな」と感じたのが最初の一歩でした。すでに病院で胎嚢を確認した後だったので、「これがあの『つわり』か」とすぐに察しました。
それからは、少し気持ち悪い日と平気な日を繰り返す日々。特にお腹が空いている時や、仕事終わりの疲れている時間帯に「おえっ」となる感覚が増えていきました。
仕事への影響と早めの報告
妊娠7週目頃、立って話をしていた時に急な立ちくらみと貧血のような猛烈な気持ち悪さに襲われました。 私の仕事は力仕事もあったため、この時点で直属の上司と、信頼できる女性の先輩(2人のお子さんのママ)に状況を伝えました。早めに伝えたことで、重い荷物を持つのを代わってもらうなど、周囲の配慮に何度も救われました。
8週・9週で訪れた「つわりのピーク」とトラウマ事件
妊娠8週目になると、つわりは本格化しました。船酔いがひどいのにずっと船から降りられないような終わりの見えない感覚でした。 夕食を作ることが苦痛になり、夫に作ってもらったり、買ってきてもらったりすることが増えました。この頃の主食は、トマトやサラダ巻といった、冷たくてさっぱりしたものだけ。
そして9週目。ついに「その時」が来ました。 気分転換にと、夫が少し良いホテルへ連れて行ってくれ一泊二日を楽しく過ごしたのですが、帰宅後に事件は起きました。夫が隣でゲームをしているのを見ていた時、急激な吐き気に襲われ、トイレに駆け込んでしまいました。
この出来事が強烈なトラウマになり、以降、そのゲームの効果音を聞くだけで気持ちが悪くなるという現象が起きるようになりました。
つわり期の意外な落とし穴「条件反射」
ここで、これからつわりを迎える方にぜひ伝えたい「反省点」があります。 つわりが酷い時期に、特定の音楽や音、食べ物を繰り返し体験すると、つわりが終わってからもそれが「気持ち悪さの引き金」になってしまうことがあります。
私は大好きなアーティストの曲を繰り返し聴いていたのですが、出産を終えた今でも、その曲のイントロを聞くと少し胸がムカムカしてしまいます。 「好きなもの」こそ、つわりが一番辛い時期には少し距離を置いたほうが良いかもしれません。
私を救ってくれた「食べ物」と「仕事の工夫」
食べられるものが限られる中で、私の救世主となったのは**「ひりょうやさんのトマト」**でした。 とにかく美味しくて、このトマトを先に少し口に入れると、その後の食事が少しだけ進むようになりました。毎日お弁当箱にトマトだけを詰めて会社に持参していたほどです。

他にも、以下のものが私の「お守り」でした。
- きゅうりの酢の物: 酸味とシャキシャキ感が心地よく食べられました。
- 飴・スポーツドリンク: 気持ちの悪さを紛らわせるためのお助けアイテム。ただし、口の中がずっと甘いとそれはそれで気持ち悪くなるので要注意です。
- マクドナルドのポテト: よく聞く「ポテトなら食べられる」という説。私の場合は衝動的ではありませんでしたが、しょっぱくて食べやすいものとして重宝しました。
- そうめん: 栄養はさておき、喉越しだけで食べられる強い味方。つゆはいつもより薄目がより食べやすいです。梅干を入れても◎
食べる順番も意外と大事です。まずは食べられそうなものを少し食べてみて、気分が落ち着いたらもう少し食べてみるというので良いと思います。一気に色々食べるよりも、食べられるものを食べられる分だけ。一度吐いてしまうと次が怖くて食べられないということにもなりかねません。
仕事を乗り切るためのアイデア
つわり中は、パソコンの文字を目で追うのが本当に辛かったです。そんな時は、資料を一度紙に印刷し、自分が楽な姿勢で読めるように工夫しました。画面の光や細かい文字の動きを抑えるだけでも、吐き気は少し緩和されます。
また、産婦人科でもらった「吐き気止め」は、劇的な効果こそ感じませんでしたが、「これがあるから大丈夫」という精神的なお守りとして持ち歩いていました。
12週。トンネルの先に光が見えた
12週目に入ると、あんなに毎日続いていた気持ち悪さが、日ごとに薄れていくのを感じました。歯磨きで吐き気を誘発することもありましたが、この時くらいからほんの少しずつですが快方に向かっていったように思います。 つわり期間中で体重は2kg落ちましたが、終わってみればいつの間にか元に戻っていました。
今、つわりで苦しんでいる方の中には「赤ちゃんは大丈夫かな」「いつまで続くの」と不安でいっぱいの方も多いと思います。検診が4週間に1回だと、その間がとても長く感じますよね。
でも、**「つわりがあるということは、赤ちゃんが元気に育っている証拠」**だと私は自分に言い聞かせていました。

まとめ:無理をしない。周りを頼る。
つわりの時期は、無理をして頑張る必要はありません。 栄養バランスも、この時期だけは考えなくて大丈夫。お医者さんも「食べられるものを食べればいい」と言ってくれます。
- 辛い時は会社を休んだり、時間を遅らせたりしてもらう。身近な人にだけでも早めに伝えることで相談しやすい環境に。
- 家事は夫や家族に全力で頼る。
- 自分が「これなら平気」と思えるお守りフードを見つける。
個人差の大きいつわりですが、きっと終わりが来ます。今はこの辛さを一人で抱え込まず、しっかり体を休めて、赤ちゃんとの新しい生活に向けた準備期間だと思って過ごしてくださいね^^


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